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私は21歳の頃、実家の最寄り駅近くの
居酒屋さんでアルバイトをしていました。
居酒屋と言っても・・・
カウンターに5人、小上がりに6人も座れば満席の
ママとバイト2人で回せる規模の小さな店でした。
私の実家は決して都会とは呼べないけれど
静かな田舎と言うには少々賑やかな場所にあります。
その最寄り駅前の小さい居酒屋だったので
基本的には顔なじみの常連さんばかりが
毎日通ってくるようなお店で・・・
うちの母も、月に何度か飲みに来ていました。
余談ですがこの頃の母娘関係は・・・
幼少期から数回あった大揉め期の波を超え
表面上は落ち着いている事が多かった時期でした。
さて、そのお店に来る常連さんの中に
母と同年代で登山や歴史に造詣が深い方が居り
母はその常連さんと喋るのを楽しみにしていました。
母が好む自然や歴史に関する話題も豊富な方でしたが
お酒が進むと若干の下ネタが始まるのが常でした。
と言っても、内容は軽く笑えるジョーク程度で
お店のママもバイトの私も他の女性客も
不愉快になるような事はありませんでした。
が。
うちの母はそういった話題はまるでダメ。
話題の気配がそちらに流れ出した途端・・・
お茶会にでも出席しているかのような佇まいに。
しかし話題が真面目な分野になると・・・
語る。メチャ語る。
ま、そんな感じで若干の面倒さはありつつも
お店に来る常連さんは平均五十歳代。
「始まった始まった」と面白がってくれる
店でのいつものひとコマでした。
が、ある日。
なんかワーワー言うとる。
珍しく少々揉め気味。
とは言え止めに入るほどの感じでもなく
どうなることやら、と見守っていると・・・
かみしもババア!!
う、うまいこと言ったーっ!
【ちょっと解説】
裃(カミシモ)は、武士の正装のことですが(時代劇なんかで出てくるやつです)格式張って堅苦しいことの例えで「裃を着る」と言うようになったとか。
ふふふ、母にピッタリ(笑)
母はしばらく憤慨していましたが
カミシモを持ってくる辺りのセンスは嫌いではなかった様子
かみしもババア、むしろ気に入ってた。
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一昨昨日から強烈な片頭痛に襲われ
3日ぶりの更新となってしまいました(悔)
「出来る限り毎日更新すると言っておったのに
十六記事で早くも更新が止まるとは何事ッ!
お仕置じゃーっ!」
ご無体なーーーっ!
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