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桜の時期になると思い出す話をひとつ。
あれは、私が二十代後半に差し掛かった頃。
その話は突然やってきました。
親戚一同から発せられる
「たいこちゃんしかいないのよ」
の声の元・・・
まぁ確かに・・・
お婆ちゃんが亡くなった時に生きている子供は
うちの母だけだったし(←喪主…だったと思う)
いとこは小さい子供の子育て真っ最中
他の親戚は遠方に住んでいたり体調が悪かったり
祖母のご近所さんやお友達の顔も大体分かる人がいい
となると・・・
確かに受付係に適任なのは私しか居ませんでした。
が、当時の私は・・・
ゴリゴリの金髪。
ま、でもみんないいって言うし…ね。
お婆ちゃんにはすごく可愛がってもらったし。
お役目がもらえるなら喜んで引き受けましょう。
幸い、受付にいる ド金髪の孫 にあからさまに驚く人もおらず
葬儀は無事執り行われました。
祖父や母と違い、のんびりマイペースなお婆ちゃん。
色んな所に連れて行ってくれたな。
浅草に連れて行ってくれた時に買ってくれた千代紙。
あまりにきれいでもったいなくて使えなくて・・・
実はまだ持っていたりします。
毎年、年末には宝くじを買っていたお婆ちゃん。
子供の私には・・・
当たるか当たらないか分からないのに
一袋三千円もする宝くじをいくつも買うのが不思議で
「ねぇお婆ちゃんお金がもったいないんじゃない?」と聞いたら
「これはね、夢を買うんだからいいんだよ」と笑って言いました。
お婆ちゃんのお葬式の日は・・・
満開の桜がきれいさっぱりまるごと全部!!
散っちゃうんじゃないかと心配になるくらい強い風が吹く
ものすごくきれいな青空で気持ちのいい春の日のことでした。
今年もまた桜の季節がやってきますね。
あなたにも桜の思い出ありますか?
良い春になりますように♪
式の直前まで親戚中に聞いて回ってた。
ゆるゆるおばあ
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