「カレーライスに干しぶどう」へようこそ♪
お時間ありましたら是非→自己紹介とブログのご案内
絶賛連載中です→トラウマ脱出物語
前回の話はこちら↑
娘のうつ病の原因が「幼少期の影響です」とカウンセラーさんに言われ、一旦はそれを受け止めてくれたかに思えた母だったが・・・時間をかけて色々考えているうちに、どうやらどうにも受け入れられなくなってきた様子。
今となっては母の心境がわかる。
あ、いや、私は親になったことがないから
「子供を思う親の気持ち」は想像しか出来ないんです。
なので、わかると感じるのはそこではなくて
うつ病真っただ中で不安定な私に
「お母さんのせい?」と聞いちゃう心境の方。
ちょっと、いや大分面倒くさい話をしますが・・・
少しだけ我慢して読んで頂けますか?
いいですか?
いきますね?
母は、自分が相手の為を思ってやった事の結果が
思った通りにならないと気が済まないところがあります。
私は小さい頃から、それで散々嫌な思いをしてきたのに・・・
なんということでしょう!気が付いたら似た思考の持ち主でした。
何だか知らんけど似ちゃうよねー。それで自分が嫌になったりもしてました。
相手の為を思って何かを提案し、結果が芳しくないと機嫌が悪くなる。
これね、状況だけ見ると
「相手が自分の思い通りにならない事が不満!」という
自分勝手な考えのワガママみたいだけど・・・
心の中の動きとしては、そうじゃないの!
いや、関係ないんですよ、周りの人からしたら。
そうなんです。
わかってるんです。(今は・・・大分w)
心の動きや思考の経路なんて「知ったこっちゃない」って話なんです。
「知ったこっちゃない」までいかなかったとしても
「あぁ、まぁそれはそれとしてさ」って話です。
それは重々分かったうえで「クソ面倒くさい母娘の話」をしています。
どうか、しばしお付き合い下さいませ。
以前の記事同様に、スタートは相手を思いやる気持ち100%
善意MAX、思いやり満タン、全力で応援します!という感じ。
こういう時に「じゃあどうしよう?」より「どうしてこうなった?」の方ばかりを考えてしまう。
それも確かに必要な事だけど・・・原因追及をし過ぎ。実にバランスが悪い。
「自分に悪いところは無かったか?」をまず考える、が、自分と他者の切り分けが出来ていない。
人の問題まで自分の問題として境目なく考えてしまう。
その傾向は特に「家族」に対して顕著に現れるのです。
「自分が出来る事はやるよ!」というのが基本的なスタンス。
そこに損得勘定は無い、つもり・・・いや、無いはず!
けれど、母も私も幼少期の「何かが出来た時には受け入れてもらえる経験」と「出来なかった時に辛かったり寂しかったりした経験」がベッタリと染み付いている。
なので、うまくいかないと必要以上にガッカリしたり不安になったりしてしまう。
安心という見返りを求めているつもりは毛頭ないし、本人としては「相手の為になれば」という思い100%のまま(のつもり)なので、ここ本当に無意識。(だから厄介)
間違う事は悪い事。行為の結果=人格や存在価値に関わる気がしてしまう。なので、人様の役に立てない状態は、自分の存在価値の危機!(これまた無意識)
大変大変!不安でいっぱい!どうにかしなきゃ!
という大量の面倒くさポイントを通過してからの・・・
なので、本人からしたら・・・
↑このムキー!の状態に対して意見された時に
「自分の損得勘定でやった事じゃない」
「アナタの為を思ってやったのに!」
「自分の思い通りにならなかった(損をした)から不機嫌になってるんじゃない!」
「そんな自分勝手な人みたいに言わないで!」
「どうしてわかってくれないの!?」
という心境。
母の、この心の流れが手に取る様にわかるので・・・
↑わかるー
って思うんです。
でもね?
そんな事相手には、実は1ミリも関係ない!
そりゃそうなる。
まぁ、家庭の外ではなかなか出ないんですけどね。
なので、1ミリも関係ないって言いきれないけれど・・・
まぁでも家族とは言え、割と困る。
**********
うつ病治療をしていく中で
自分の幼少期の記憶、母が語る母の幼少期の記憶
自分が受けた影響、母が受けたであろう影響
時代、風潮、家庭環境などなど・・・
色んな事を考えました。
母みたいになりたくないと思いながらも
知らぬ間にバッチリ影響は受けていて
同じ様な思考をする自分にも改めて気が付きました。
母は決して意地悪な人ではないし
損得関係なく人様のお役に立ちたい人。
というか・・・
そんなこと考える間もなく体が動いちゃう人。
情にも厚くて、正直で真面目。ユーモアもある。
家庭の外でも無償で他人の為になる活動を
長年多岐にわたってやり続けている人。
80歳を過ぎた今でも変わらず。
それなのに、家族に対しては
「なんでそうなるの?」
と思うような行動がすごく多い。
「なんでじゃい!」と不満だったし
不思議にも思っていたけど
↓この記事でも書いたように
母は自分が抱え続けている寂しさや不安と
向き合う時間が持てないまま頑張り続けて
これまで必死に生きてきたんだと思います。
私は30歳でうつ病と診断されて
体も思う様に動か無かったし
強制的に自分と向き合わざるを得ない
そういう貴重な時間を与えてもらえました。
病気の状態を脱した後も
親との付き合い方が分からなくて
長い事悩んでいましたが・・・
今の夫や義両親にも助けてもらいながら
ホントこの数年でやっと穏やかな気持ちで
楽しく親と過ごせるようになりました。
そんな今の状態で振り返って思った事を書いてみようと思ったら・・・
なかなか面倒くさいうえに長い記事になっちゃいました。
という訳で今回は・・・
トラウマ脱出物語の時系列の流れからちょっと外れた
「お母さんのせいなの?」と聞いてくる
「母の気持ちもわかる気がするんだよね」
という心境になってからの話でした。
次回は「お母さんのせいなの?」と聞かれた
当時の話に戻りたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました♪
大変お疲れさまでございました(笑)
続きはこちら↓
コメント