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母とどう付き合ったらいいかが分からず、このままでは自分の体調回復の妨げになると思った私は、母と長年一緒に居る父に「母とどう付き合ったらいいのか」を聞いてみようと思い立つ。
久しぶりに父の職場を訪れた。
うつ病になってから、父と二人で話すのは初めて。
いやいや。照れんな。
本題を切り出さねば!
うん。娘の性格の分析としては大体合っている。
今の私にとって過去をほじくるのも
必要な工程なんだという事は
理解してはもらえてない。
でも、否定はしない。
実に父らしい。
うんまあねー、とか言いながら
本題の母との付き合い方を聞いてみた。
すると父は・・・
それが父の答えだった。
・・・そう。
父は昔から、良くも悪くもありのままを受け止めて
全くいじくりまわさずに置いておくタイプなのだ。
父のもとを訪れる少し前にやっと発見した
私の「気持ち感情の一時預り所」は
まだ狭いものだったけれど・・・
父が持つそれはやたらと規模がデカい。
父は自分から誰かにグイグイ寄っていったり
分からない事をこねくり回してややこしくしたり
考えても仕方ない事をいつまでも悩んだりはしない。
・・・良くも悪くも。
それは母や私にとっては結構難しい事。
納得がいくまでこねくり回しがち。
面倒くさい。
ありのままを受け止める、そんな感じの父だから
母と長い事一緒に居られるんだろうなぁ~
とも思ったけど・・・
正直な事を言うと、幼少期の母と私の間には
もう少し割って入ってきてほしかった。
殆どの時間を母と二人で過ごし
他に行く場所も息抜きをする場所もない
どんなに窮屈でも逃げ出すチカラの無い幼少時代。
母と私の間に立ってくれる人が居たら
母と私の関係がちょっと違ったんじゃないかな?
なんてことも思ったりした。
まぁでも、物理的な話として・・・
父は仕事で在宅時間がかなり少なかったから
私が小さかった頃の生活を知らないのも事実。
小さい子供だった私には
「あの人はああいう人だからさ」
っていう対応は無理な話だったと思う。
そしてこの時の私にとっても
「母はああいう人だから仕方ないね」
という落としどころで精神安定を保つには
まだ一時保管所が狭すぎたのです。
大きく育てたい。
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