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今回は母方の祖父が亡くなった時の話を書いてみようと思います。
数日前から祖父はおなかの調子が悪いという事で検査入院をしていたのですが・・・
「おじいちゃんが入院しちゃった!大変!」とかではなく「ちょっと検査で病院に行くけどすぐ帰ってくる」という感じで聞いていました。
まぁ子供だったので知らされていなかっただけかもしれませんが・・・祖父の体調について、両親から緊迫感が漂っていたという記憶はないんです。
ところがある日・・・
この頃私は小学校五年生。
小さい頃から一人で留守番をすることはあったので、家に母が居ない事自体は特に問題ありませんでしたが・・・母の走り書きのメモからただならぬ雰囲気を感じ、気持ちが落ち着かなかったのを覚えています。
ちょw言い方!
電話をかけてきた祖父の妹であるオバサンは、若い頃から精神的に不安定なところがあり、まぁ(平たく言うと)ちょっと変わり者。
私は「うそだ!うそだ!」とオバサンの言葉を否定しましたが「ほんとだよー、お母さん居ないでしょー?おじいちゃんしんだよー」と笑っていました。。。
その後、母からも電話があり「ウソではなかった」と思うと同時に「もうおじいちゃんに会えないんだ」という事がすごく悲しくて電話口で泣いたのを覚えています。
私は2歳頃に曾祖母のお葬式に参列したのですが・・・
「親戚のお姉ちゃんはなんで泣いているんだろう?」と思ったのと、お骨上げの時に着ていた洋服を煤で汚してしまって母にメチャメチャ怒られた、という記憶のみ。
その時は「人が亡くなる」ということは理解できていなかったので「祖父の他界」が、私にとっては実質「初めての身近な人が亡くなる」という経験でした。
その後、お葬式までの時間をどう過ごしたのか?は全く覚えておらず、次にある記憶はお葬式の当日。
すごく悲しい気持ちにはなったけれど、まだまだ子供だった私は久しぶりに会った従姉妹たちと楽しく遊んだりもしていました。
鮮明に覚えているのは・・・
棺に別れ花を入れる際、寝ているみたいなおじいちゃんに触った瞬間のこと。
私はもっと小さい頃から「人間って何なんだろう?」って事に興味を持つ子供でした。
上手く説明できないのですが・・・
その延長上にある感じで「人が亡くなるってなんなんだ!?」と強く疑問を感じたのを覚えています。
なんとなく「肉体の機能が止まること」は、わかるような気がしたけれど・・・
それよりも「おじいちゃんが考えていたコト」や「おじいちゃんの気持ち」が、いったいどこに行ってしまうのか?という事がどうにも理解できなかったんですよね。
「全部消えちゃうのかな?何もなかった事になっちゃうのかな?」
「でもそんなはずないよな?」と・・・あれこれ考えました。
気持ちの収まりがつかずに悩みまくり・・・
「おじいちゃんと話した事とか、おじいちゃんから聞いた話を覚えている」という事が、自分に出来る精いっぱいの事なんじゃないか。
という辺りに着地、と言うか「不時着」して、なんとなく納得することにしました。
きっと、それは・・・
よく聞く「残された人たちの心の中に故人が生きている」
的な解釈だったんだろうなーと、コレを書きながら思ったのですが・・・
え?
あれ?
やだ!アタシもしかして・・・
ま、この後の人生で、色々拗らせて(笑)白黒思考の長ーい闇に突入しちゃうんですけどね。この頃は聡明だったと信じたい。。。
さて、今回は・・・
人が亡くなる、という事に(実質)初めて接した
小学校五年生の私が思った事を書いてみました。
お葬式の後に、おばあちゃんがボソッと言っていた一言も忘れられない。
最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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